おすすめ「黒米パン」

              黒米(くろまい)パン
              黒米(くろまい)パン

皆様お元気ですか

ご無沙汰しておりすみませんでした

年初にご挨拶ブログを入れようと思っていたのですが、ご存じの通り能登の地震や羽田空港での衝突事故と続き、何をどう表現していいのか気持ち的に難しくなり、あっという間に半年が過ぎてしまいました。今年はそれだけ衝撃的なスタートでした。

しかしいつまでも自身がその影響でモヤモヤしていても意味がありませんので、いつもより重い腰を持ち上げまして、、

今回はしばらく前に発売を開始しました「黒米(くろまい)パン」をご紹介したいと思います。

店頭の商品名表示に「黒米パン」と書いて販売しているのですが、ちょっと皆さん何て読めば良いのかが不安な様子で、「くろごめパン」「こくまいパン」「くろまいパン」など注文するとき少し小さめの声で言われている様子なのですが、どう読んでいただいてもわかりますのであまり読み方は気にしないでいただいて大丈夫です。最初は「古代米パン」にしようかとも思ったのですが、それもそれでお客さんが注文しにくいのではないかという事になり、「黒米パン」になりました。

商品名の通り、黒米を柔らかく炊き込んだものをパン生地に混ぜ込みました。

書くと簡単なのですが、やってみるとこれが意外と簡単にできなかった難産だったの商品です。

黒米=古代米と言われているようにお米そのものが品種改良前の古い品種のお米なので、形を残したまま柔らかく炊くのも大変となります。黒米そのものは普通に比較的大きなスーパーなどで探せば置いてあります。基本的に国産のものしか目にしたことはありません。

黒米を硬めに炊いてしまうと「パン」という柔らかいベースに硬い粒々で入るので食感の相性が良くなくいつまでも粒が口の中に残ってしまうので、やはり形は残したいけれど柔らかい方が食べやすい、柔らかくし過ぎると米食感が無くなってただ「米粉」を混ぜているだけの様になってしまって食感の楽しみが無くなってしまうので、丁度よい触感で柔らかく炊いたものにするのがまず前段階準備でした。

さて、その丁度よく炊かれた黒米を次にパン生地に混ぜ込む所でも結構大変で、ここはいまだに苦労しています。

機械でミキシングしてしまうと黒米の粒感が潰れてなくなってしまうので、やむなく手で混ぜ込んでいますが、なるべく水分量を残した状態で混ぜ込んだ方がパンがしっとり柔らかくなるのですが、水分量が多いものを生地に混ぜ込むのは生地が水分で分離してしまうので困難となります。ここをいわば「気合」でやるしかないという苦労点です。(もし参考にされる同業者の方がおられましたらここは自身で克服していただくしかありません。頑張ってください)

この様に材料はシンプルなのですが、結構商品化するのに苦労した商品となっています。

 

で、ようやくおすすめポイントですが、

黒米そのものがスーパーフードと呼ばれるくらい体に良い効能が期待できるといわれています。

黒米のあの赤紫の色はポリフェノールのアントシアニンによるもので、疲れ目の緩和や動脈硬化の予防、肝機能サポートなどの効果が期待できるといわれています。栄養成分的にはタンパク質、ビタミンB1、ビタミンE、亜鉛、カルシウム、必須アミノ酸などが含まれており、アンチエイジングや滋養強壮効果は古くから認められています。

黒米は疲労対策や若返りの期待などに有効な食べものといえます。

ただ、黒米は白米よりも難消化であり炊く時の浸水時間が長いなどのデメリットがあるので、

 炊き込み前の十分な浸水や炊き込み時の水分量をほどよく調節して当店(fluffy)のパン生地に合うように調整しています。

そして出来上がったのが写真で見る様な当店(fluffy)の「黒米パン」です。

このパンは購入した日はまだふかふかの柔らかさなので、そのままで食べてみてください。お米の風味がとても良いです。

また、トーズトしてバターを塗ったり、海苔の佃煮(「ごはんですよ!」等)を塗っても美味しくいただけます。

すこしもちっとしていて、よく噛んで食べているとお米の風味も相まってやわらかい「おにぎり」を食べているような感覚になります。

忙しい朝食などに日々継続的に「黒米パン」を食べれば滋養強壮やアンチエイジングにとても効果的かと思います。

食べてみてくださいね。

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